◆親知らず抜歯(2013/4)

左上の親知らず抜歯

2013年3月頃、左上の親知らずが尖った形(逆円錐形)でどんどん伸び、とうとう左下の歯茎に当たり、少し痛みも感じる様になりました。

 ちょうど、年度末の仕事のピークを越えて一息ついた時、「今のうちに歯医者に行っておくか…」と決心。

 歯医者に行くのは10年ぶり、基本的には歯は健康だった私はかかりつけの歯医者もなく、なるべく通いやすい場所にある口腔外科をインターネットで検索し、隣駅前にあるH歯科に予約。H歯科のホームページを見ると、院長は有名大学歯学部卒で、ネット上での歯科治療相談なども行っているという事で、安心して訪れました。

 左上の親知らずを20分程度で抜歯完了。まっすぐ生えていたので縫合もなし。午前中に抜歯して午後出社して普通に仕事。痛み止めも3回程度しか飲む必要なく抜いてよかったと思いました。

右下の親知らずをどうするか?

 1週間後、抜歯後チェックと歯のクリーニングのために受診。経過良好。

 レントゲンの結果から右下の親知らずが斜め向きに生えていて、9割歯茎に埋まっている(埋伏歯)が、ほんの少し歯茎に隙間があって歯が見えている状態のため、「この歯も抜いた方が良いですか?」と相談しました。

 歯そのものは虫歯も炎症も無かったので、どうしようか迷っていましたが、「これは抜いた方が良いね」というコメントの後、少し説明がありました。

 

●H院長

「歯の根が曲がっていて神経に触れている場合、なかなか抜けなかったり、まれに顎や唇に麻痺が出ることがあります」

 

●私

「えっ!?」(歯医者慣れしていない臆病な私はひるむ…)

 

●H院長

「様子を見ながら、もし抜きにくい場合は歯の上を削るだけで歯茎を閉じます。こうすることで抜歯した場合と同じ効果があるので」

 

●私

(安心して納得)

 

※H院長の事前説明は、下歯槽神経麻痺の危険性についての説明で、舌神経麻痺の事前説明については何もありませんでした。舌神経麻痺の発生確率の方が下神経麻痺に比べて低いため、事前に説明をしない歯科医も多い様です。でも、

 

 十分な説明が無い=患者にとって判断に必要な情報を与えられない

 

という事でもあります。

 2013年4月、予約を入れて受診(抜歯当日)。事前説明、同意書は無し。

●H院長 「抜きますがいいですか?」

●私   「はい」 (←あとで何度も何度も後悔…)

右下の親知らずを抜歯

 素人の私でも「埋伏抜歯」は歯茎を切ったり縫ったりするという事は知っており、恐怖心でガチガチ。3種類の麻酔をして抜歯開始。

 いろいろされているが途中まで痛みは感じず。でも、途中から歯茎と頬の間を押さえている?器具?の圧迫のせいか?痛みを感じ始める。(我慢できないほどではない)

 ガリガリ、ゴンゴンやっている途中、H院長は看護師さんを呼びつけて私の治療とは関係の無い事務的な件で説教をはじめる。(何故今?もしかして結構難しい状態だけど、患者である私に心配をかけないために敢えて?…といろいろ深読みして更に不安)

 開始から30~40分後、ようやく抜歯完了。

 

●H院長

「しっかり生えていたので、骨を削るなどの前準備に時間がかかったが、抜き始めたらすっと抜けました」

 

 右側の内頬の痛みがじんじん。右目だけ涙目。

 出血は多く、帰宅するまでに脱脂綿を購入して2,3度交換(真っ赤)。手術終了直後にはズキンズキンしていたので、薬局で受け取った鎮痛剤をすぐに飲む。

 右舌と右頬はすべてしびれているような感覚。