◆1つの決心(2013/5)

治すための治療を

 ・手術の方法

  (顕微鏡を使ったマイクロサージェリー)

 ・手術後の回復の可能性

  (知覚は回復しやすいが、味覚は回復しない場合も多い)

 について、可能な範囲で確認した上で、この先放置しても治らないまま、疼痛や舌を噛む日々と折り合いをつけてやり過ごすよりは、味覚はさておき知覚だけでも「治す(取り戻す)ための治療」を受けようと決心しました

 

(→大きな怪我や病気をしてこなかったので、手術経験が無い私にとっては一大決心です。しかも首から上の手術…。)

(→この時点で自分で勝手に手術までストーリーを考えていましたが(笑)、まずは診断→経過観察→そして適応症なら手術、という流れになることについては、理解していました。でも、きっと手術を受けることになるだろう…と思っていました。根拠ない確信?)

藤田茂之教授 (和歌山県立医科大学付属病院 歯科口腔外科)

 これまでの過程で、文献や論文を読み、藤田茂之教授和歌山県立医科大学付属病院 歯科口腔外科)に診て頂きたいと思うようになりました。

 私が住む街から遠く、幸い日帰りで行く事は出来るけれど、1日仕事になります。通う事になると通院の都度、有休が必要です、がそれでも是非!という気持ちでした。

 藤田教授は舌神経損傷の患者をこれ以上生み出さないために、「どうやれば危険を避けられるか」「不幸にも発生した場合、どうすべきか?」という内容で、歯科医向けの啓蒙活動にも取り組まれている、という事をインターネット上で知りました。

 これも一つの理由です。

紹介状を取得

 この時点で、あまりH院長の顔は見たくない…と思っていましたが、大学病院を受診するには、紹介状が必要ですし、書いてもらうなら麻酔科ではなくH医院が書くべきだろうと思い、

・麻酔科での対応

・自分の考え(きちんと舌神経の専門医に診て欲しい)

・和歌山医大付属病院の藤田教授宛ての紹介状が欲しい

・明日の夕方取りに行く

という旨を、H医院に連絡して翌日の仕事帰りにH医院へ。

 名前を言うと、H院長は顔を出さず受付女性が「これです」と紹介状を手渡し。

(→やはり…と思いました。麻酔科紹介後は、何の連絡もフォローもなかったので。

 H院長にとっては忘れたい出来事?麻酔科に紹介したから、もう自分としては完了で、もう彼の患者では無い?)

 

 ともあれ、紹介状を入手できたのでこの日はこれで良し、としました。

 和歌山県立医科大付属病院へ電話し、藤田教授が外来担当の初診日を予約。

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